観てきたんですよ。
映画「HERE(邦題は時を超えてがつきます)」観てきました。
本当は先週観に行きたかったんですけど都合悪くて本日になりました。
大きいポスターみたいな看板。
地球のある場所にカメラが固定されて太古の時代から現代までを描く物語です。
恐竜がいた時代からそこに家が建ちリビングかな?そこで起こる様々な
家族、出来事を描いています。
主演はトムハンクスで主にトムハンクス演じるリチャードでその家族を描きます
ですが、家はリチャードのお父さんお母さんが買う前からそこに存在しているので
前に住んでいた家族も描かれるし、家が建つ前も描かれる。
さらには主役の家族が家を手放した後にそこに住む家族についても描かれます。
幸せな出来事も、辛い出来事、小さな喜び、小さな悲しみ。
例えば今アタクシが暮らしているこの家も前に住んでいた方がいるはずです。
この家はその暮らしも見ていたはずですから。
この家でもイベントが起こっていたはずですから。
グーグルマップの過去の写真を見られる機能を思い出しました。
以下少しネタバレが含まれてしまいそうですので気になる方はお気を付けください。
結婚したばかりの2人が家を購入。
子供(主役)リチャードが生まれ、その兄弟も生まれる。
クリスマスや感謝祭をみんなでお祝いして
リチャードが別の学校に通うマーガレットと結婚して娘が生まれる。
リチャード夫婦は両親と同居。
マーガレットは大学に進学して弁護士になりたかったけれど
妊娠しているため夢を諦めて家庭に入ります。
一方でリチャードは絵を描くことが好きだったけれど
家族のために諦めて普通の仕事に就きます。
お互いに夢を諦めて家族のために譲り合っているんですよね。
アタクシの両親って19歳年の差があって母親は24歳の時にアタクシを産んでます。
そしてアタクシが20歳になるころに離婚しました。
父親は子供のころ毎日ほぼ休みなく働いていて4歳くらいまで父親が認識できなかった
そうです。
だからもしかしたら家の両親も色々なことを諦めて家族のために生活してたのかな
だとしたら離婚して今はお互いに好きなことできていいのかなとか子供目線では
離婚なんかしてほしくなかったけどそれはそれでお互い肩の荷が下りて楽になったかな
なんて勝手な想像ですが思いました。話が逸れましたね。
でもやっぱりマーガレットは義理の家族との同居に嫌気がさして
家を建てることを望みます。
リチャードも自分でデザインしてこんな家が建てたいんだなんて
マーガレットに見せるんですよ、マーガレットも感激したりして
ですがリチャードのお母さんが脳卒中で倒れてしまいます。
なんとか一命はとりとめたものの車いす生活になってしまう。
お父さんはお母さんの療養のためにフロリダへ
家はリチャードへ譲られることになります。
それはつまり自分たちの家を持つことはできないということです。
これがすごくすごく切ないんです。胸が締め付けられるような。
だって家手放せないじゃないですかこんな大事な家。
だけどマーガレットはいつまでも自分たちの家を持ちたかった。
でも義理の父から家を譲ると言われ「ありがとう」と言うしかない。
本当はこの家で暮らしていきたくないのに。
リチャードは自分の家ですから。思い出を守っていきたいですから。
これね、リチャードは家のデザインを見せたりしていましたけど
実際は家を建てる気なかったんじゃないかなって思ってます。
お父さんから家を譲られたときにリチャードは嬉しかったんじゃないかと。
完全にアタクシの想像ですけどねそこの気持ちにすれ違いがあったんで
この後に続いていくんじゃないかと思うんです。
時は流れてマーガレットの50歳の誕生日。
ケーキの火を消すときにマーガレットの気持ちが爆発してしまいます。
家庭に尽くしてきた人生。家事と育児。パリに行ったこともない。
結局自分たちの家も持てず、まさに光陰矢の如しです。
マーガレットは家を出ていきます。
リチャードのお母さんが亡くなりケガを負ったお父さんを呼び戻します。
お父さんと2人で生活しながら仕事をしお父さんも亡くなり
再び好きだった絵を再開させます。そして感謝祭。
昔は家族集まってお祝いしていたけれど集まる人もおらず。
マーガレットだけがやってきて久々に2人での食事。
そこでもう戻れないこと、そしてこの家を手放すことを決めるのです。
たくさんの思い出が詰まった家を手放すのは切なく
荷物がだんだんとなくなっていき思い出だけが宙に浮いているような感覚。
そして次の家族が引っ越してきて新たに思い出を作るのです。
本当はリチャードとマーガレットの家族以外にも描かれるんですが
今回はこの家族に注目して感想を書かせていただきました。
完全にアタクシの感じたことですのでそこはご了承ください。
良い映画を観ました。ラストねいいんですよ定点だったカメラがね
ぐーっと動いてね別の視点になるところとかね。
ただ何点かムムと思ったこともありますので少し書かせていただきたい。
結構色々な場面で時代を飛び越えるんですよ。
急に別の時代が描かれたり。そうするとちょっと頭が混乱するんですよね。
あれ今これ何が起きてるんだ?とかね。
あと定点カメラでズームとかもされませんからちょっと遠いと表情が見えづらい
これはもしかしたらアタクシの視力の問題とスクリーンが小さめだったからかも
しれませんが。
でも段々慣れて入っていけますから。素晴らしい映画でした。
「HERE」まだ先週公開されたばかりですから。
是非映画館で観ていただければと思います!
パンフレットも買いました。これに年表も載ってて分かりやすいですよ。
おすすめです!
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またね。